2005.10.9 天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
モンテディオ山形 3-0 三菱自動車水島FC
前半0-0 後半3-0
入場者数:2,187人
得点者:
58' 太田(山形) 66' 高橋(山形) 73' 外池(山形)


■太田 雅之 選手
 
もともと楽に終わるとは思ってなかったし、我慢して後半勝負かなという感じはしてました。そういう意味では結果 が出ましたけど、内容自体はあまりよくないし、やられてもおかしくない場面 はあったので、そういうところは修正してやっていかないと上には上がれないかなと思います。
 (ゴールシーンについて)もちろん、狙ってたんですけど、まさか入るとは思ってなかった、とみんなが言ってました(笑)。キーパーが前に出ていたのも周りも全部見えていたんだけど、決まるとは思ってなかった。狙ってはいたけど。
 何かしら、観ている人が喜んでくれるといいかなとというのがどこかにあるし、それが実践できるかできないかは…うまければ実践できるし、下手だったら無理だし。その中で少しでも喜んでもらえたらという気持ちがあるから、そういう意味ではよかったですね。(ドリブルで抜いた場面 では凄い歓声だったが?)俺らもお調子もんだからね。そういう意味では助かってます。沸いてくれると「よし、やってやろう」っていう気に間違いなくなるし。
 (お立ち台で優勝宣言も出ましたが?)あれは調子に乗り過ぎた(笑)。

■清水 健太 選手
 後半の最初のほうに(相手のシュートが)ポストに当たる際どいのがあったんですけど、あれが入らなくてよかったなあと思ったし、その後に太田さんが決めてくれてすごく楽になったので、今日はツイてるのかなあとちょっと思いました。
 前半と後半の最初のほうまで、攻められる場面も結構あったんですけど、後半の最後のほうは山形のペースで進められたので、久しぶりの90分だったけどそんなに難しくはなかったですね。(試合前に緊張はしなかったか?)はい、スムーズにやれました。
 (桜井選手からのレギュラー奪取に向けてやっていると思うが?)そうですね。個人の目標としてはそれが第1目標なので、そこでいいライバルとして、お互いに向上し合っていければいいんじゃないかと思います。

■小森田 友明 選手
 
下のリーグのチームとやるというのは結構難しいので、点を入れられたら危ないので、とりあえず、点を入れられなくてよかったです。失点が一番いけないので、それだけ気を付けました。向こうのカウンターを意識して、なるべくピンチにならないように。何本かカウンターはありましたけど、最後のシュートのときにはみんな詰めてたし、その辺はよかったと思います。
 攻撃は、後半相手もバテてくるし、チャンスも多くなると思ってたので、その通 りになってよかったです。先制点が入ればよかったんですけど、ちょっと遅かったですね。

■大塚 真司 選手
 (連戦に出場し続けているが、コンディションは?)まあ、特にすごい痛いというところもないし、コンディションはそんなに悪くないので試合に出場しました。難しい試合でしたけども、結果 的に3−0ということで勝ったので、それが何よりじゃないかなと思います。
 (苦戦の原因は?)いつもとメンバーも違ったし、相手の情報も少なかったということで、自分も含めてイージーミスが多かったし、アグレッシブな部分もなかなか出せていませんでした。でも、太田さんの1点で流れが変わって、よかったんじゃないかと思います。
 今日はいろんなメンバーでゲームをして、こういう勝ち方ができたので、チーム全体のモチベーションも高まってくると思うので、チーム一丸となってやっていくことが大事だと思います。

■秋葉 勝 選手
 
チャンスを外してしまいました(後半30分)。ああいうところで決めたいですね、決めていかないと。「おお、来た」という感じで、力が入り過ぎました。
 縦パスは常に狙っています。(終了直前のスルーパスは?)晃平さんがフリーで、パスコースが空いてたので。難しいプレーではなかったです。
  (お疲れさまでした)はい。今度は決めます。

■高木 和正 選手
 どんな相手にしろ無失点に抑えたっていうことが一番よかったかなと思います。 (自身のアシストよりも?)そうですね、やっぱり点を取られなくて勝ったというのが大きいし「次の試合に繋がるな」と思います。
 左サイドバックっていうのはあまりやったことないんですけど、公式戦では初めてです。「運動量 増やしてどんどん攻撃に参加して、守備の時は1対1の対応などしっかりするように」と試合前に指示はされていました。自分の出来としては、アシストもできたしよかったかなと思いますけど、でもまだまだ全然。前半は(動き出しが)遅れていて上がれない部分もありました。そういう部分を直していかないとダメだということを、今日の試合で実感しました。上がれなかった原因は、上がることで自分のところ(後ろ)にスペースが空くので、やっぱりリスクを減らそうと思ったためです。監督にもハーフタイムでそう指摘されたので、後半はどんどん上がっていこうと思って、後半は上がりました。
 (リーグ戦に向けてのいいきっかけになったか?)自分が出場できるチャンスが来たら、しっかりと掴みたいですね。
 (身体の切れがいいようだが?)モンテディオ山形に加入して、最初はコミュニケーションの部分で、遠慮して自分自身を出していないところがあったので、そういうところがシーズンももう終わりに近づいてきてしっかりできるようになったのと、夏にしっかり走っていたことが現在のいいコンディションをつくっているんだと感じています。

■臼井 幸平 選手
 
これまでブランクがあったポジションということで、多少は慣れなかったということはありましたが、勝てたし楽しかったです。
 チャレンジしてくるJFLチームとの戦いということについては、個人的には意識しませんでしたが、戦いにくいような雰囲気というのがチーム全体として少し出ていたかもしれません。でも、1点取れば崩せると思っていたので、太田さんのゴールに救われました。太田さんがすごいいいシュート決めてくれました。
 1回目のクロス(前半15分)は田中選手に向かって上げて、2回目は「相手の間を通 して」と思ったんですけどダメで、3回目(後半18分)は自分でシュートを打ちました。センタリングするか自分でシュートを打つかの違いは、ゲーム中に自分の中に流れみたいなものがあるので、その中で判断します。今日は「2回上げたから次は自分で行こうかな」と思った部分もありました。でも、得点決められなったので、まだまだこれからです。得点した3人のことを見習わないと。経験が出たんだと思います。戦い方とか知ってる で、見習いたいです。

■外池 大亮 選手
 必死でプレーしました。「2−0だから」と言われてボランチで入ったから、守備では点をやらないことと、攻撃では「点に絡めればいいな」というのがあったんですが、日頃の成果 が出てよかったと思います。失点もなく点を取りにいく姿勢もずっと出せていたと思うし、攻守ともによかったと思います。失点がないというのは大事だと思います。
 前半の戦いをベンチから見ていて、天皇杯ってこうやって難しい状況に陥ることはよくあるんですけど、力的には差があるわけです。それをどう対処していくかだと思うし、それをおじき(太田)とか(高橋)健二さんとかがしっかり得点に結びつけて、僕を含めて“ベテランの力”という感じで(笑)。あんまりベテランに入れて欲しくないんですけど、でも、しっかり入っちゃっていそうなので。オーバー30なんで「しょうがないかな」と。
 日頃からやっていることが出てきたと思うし、非常にコンディションもよかったです。それこそ今リーグ戦ってますけど、チャンスっていうのは少ないと思うし、本当に最後のチャンスだと思って今日を迎えました。そういう部分を少しでも出して、ポストも味方してくれたし(ポストに当たってゴールイン)。今までは味方してくれなかったので、練習していたのを神様が見ていてくれたのかと思いますけどね。魂込めてました。
 陽丸(外池の長男)には「最近試合に出てない。いないよパパは」って怒られていたので、今日メンバーに入ることがわかって、昨日の夜に「パパ出るから」って言ってました。子どもとの約束を果 たせたのは僕自身としてはよかったと思うし、これで「デカい顔して帰れるな」と思うのはもちろんですが、それもこうしてサッカー選手として生きている喜びだと思うし、そういうのを積み重ねて「今日の試合を観に来てよかったな」と、家族だけじゃなくてサポーターのみなさんに感じてもらって、サッカーを楽しむ人がもっともっと山形に増えてくれたら、もっと大勢の人がこのスタジアムでサッカーを楽しんでくれればと常々思っているので、それに少しでも貢献できたのがよかったです。
 練習後のヘディング練習に関しては、チャンスっていうものはなかなか巡って来るものでもないし、中盤で出て、何か自分のよさを出せるなら「それは何か」って考えたら、やっぱりそういうところだと思っています。今日も中盤にいながら健二さんが疲れていたみたいなので、逆にそれをいい口実にどんどん上がっていけました。そういう自分のよさやウリっていうのを練習で見てもらって、チームメイトに理解してもらって、それをサポーターに見てもらって、というようなことが本当に力になっていくと思います。もちろん、これで終わりではないし、これからもまた続けていこうと思います。
 ポジションはあるようでないものと考えているので、別にどこだからできるとかできないとかではないと思います。自分のイメージや自分の持っているものの中でそれを成長させていければいいと思います。それがまたこのリーグ戦で日々練習して出せれば、練習しないと出せないというのがこれでよくわかったので、練習します。 (練習後のヘディング練習は、毎日どのくらいしていたのですか?)センタリング上げてもらうのは30〜40分くらい。後は投げてもらって座ってヘディングするのが100本くらいです。頭おかしくなってくるんですけど、やらないと周りが心配するんです。「今日はやらいないの?」って。そうやってみんなを巻き込んでいくって「外池っていうのはこういうヤツ」ってわかってもらうのも大事だと思います、僕の持ち味を認めてもらいながら。今日も高木からのクロスも上がってきていたし。
 リーグ戦はまだ福岡との差があるし、チャレンジャーであって、もちろん今のままでいいわけはないので、今日みたいな試合も含め練習も含め、どれだけ成長していった結果 どうだったかということだと思います。停滞してはダメだし大きく成長する時期でもあると思うので、そういうプレッシャーのかかった大事な試合でいろんなことを出せるように毎日、試合だけじゃないのでね、やっていきたいと思います。




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