2004.6.20 J.LEAGUE DIVISION 2 第18節
モンテディオ山形 0-2 アビスパ福岡
前半0-1 後半0-1
入場者数:2,964人
得点者:44'ベンチーニョ(福岡)、78'増川(福岡)

 台風に刺激された梅雨前線が激しい雨を降らせる中、両チームともボールコントロールに苦しみ、前半はほとんど決定的な場面 が見られないままロスタイムへ。そこで福岡・古賀が左コーナー付近からゴール前にクロス。この日、ボランチのベンチーニョがゴール中央、ややファーサイド寄りで頭で合わせて先制。モンテディオは1点リードされて後半へ。

 後半は、怪我の高橋健二に代わって入った秋葉が立ち上がりにミドルシュートを放つなど流れを引き寄せようとするが、福岡の選手の怪我でたびたびプレーが中断。トップへ当てるボールの精度、そこからのこぼれ球の対処とも最後まで修正できず、一方の福岡は後半31分、コントロールミスから得たボールを右サイドから展開。途中出場の有光が入れたクロスがニアで方向が変わり、それをゴール中央でフリーで受けた増川が落ち着いてゴールに押し込み、2点目を挙げた。

 試合後の記者会見で、鈴木淳監督は「前半ロスタイムにやられたのが最後まで尾を引いた。決定的な場面 も何度かあったが、結果的には完敗ですね」と語った。


■小林 久晃 選手
 グラウンド状態が悪いということもあって、いつも通りきれいにつなぐというサッカーはできないと思ったので、ある程度長いボールも使いつつ攻めていくというのはある程度できていたと思うんですけれども、悪い時間帯で得点されてしまったということと、あと後半も攻めに入って簡単に入れられてしまったので、失点の仕方、やり方が悪かったと思います。
 こんな雨の中でもせっかく見に来てくれているので、サポーターの気持ちもすごく分かりますし、次の試合でその気持ちに応えられるように頑張るだけです。次節はぜひ勝って、上に離されないようにしたいです。頑張ります。
 (サイドバックでの起用について)ここ2試合、僕がサイドバックに入って負けなかったから流れを変えたくないというのもあったと思うんですけど、でも、今日は小さいミスが多すぎて、チームには迷惑をかけたので、最悪でしたね、今日は。
 (今日は誕生日でしたね)最悪でした。


■古川 毅 選手
 当然、勝つことによって単独の2位にあがれるということだったので、非常にチャンスだと思いました。見てもらってわかるように、内容的には非常に素晴らしいゲームができたと思うし、ただ失点する時間帯が、非常にダメージのある時間帯に効果 的に食らってしまったので、ゲームのリズムを自分たちのほうに引き寄せられなかったと思います。
 失点は1点目、2点目とも、離れた場所で別の選手の対応をしていたので、わからないです。2点目はニアの方でコースが変わったというところは見えていたんですけど、どういう感じでこぼれたのかっていうことはわかりません。
 フリーキックは、非常にスリッピーなグラウンドだったので、前回得点した時よりはもっと直接っていうことではなくて、キーパーもファンブルする可能性も高いと思いますし、手前でバウンドした時に得点になる確率が非常に高いと思ってたので、そのフリーキック絡みで点が取れれば楽になるかなと思ったんですけど。壁以外のところでも何枚かシュートのコースに入ったりしてましたので、そんなに毎回入るものでもないと思いますけど、今日はそういう条件がそろっていたので、そこから一つ取れればゲームプランとしては楽になるかなと思っていたので、残念です。


■桜井 繁 選手
 秋田まで山形からたくさん応援に来てくれたのに、いい結果を出せなかったので残念です。
 (1点目の失点は)あれは前半のロスタイムで、もう時間もなかったと思うので、ああいう時にはもっと簡単にプレーして…。失点しないことが一番ですね、あそこで。シンプルに、無理してつなごうとかじゃなくて、もっと簡単にプレーしていればよかったんじゃないかなと思います。
 ああいったところで失点するのは、戦い方がチーム的にまだ若いのかなと思いました。もっとシンプルにプレイしないと…。雨で滑ってというのもあって怖がっているというわけじゃないと思うんですど、もうちょっと強気でいってもいいんじゃないかなと思う場面 も何回かありました。
 (ピッチコンディションの悪さにはどのように対応した?)自分達のディフェンスの後ろに来たボールが水で止まったりすることもあるんで、そこはしっかり慎重にやりました。
 (サイドバック起用の小林選手との連携は?)練習でもたくさんやっているんで、何も違和感はなくできたと思います。
 (2点目の失点は)僕もはっきりは、ビデオを見ないと…。クリアしようと思ったんですけど、滑ってうまくできなかったんじゃないかなと思います、確かじゃないけど。


■大塚 真司 選手
 勝ちたかった試合で負けてしまったということで…。内容的には劣っているということはなかったと思うので、それだけにちょっとしたミスで失点してしまったのが悔やまれますけど、またすぐ次に試合がありますし、そこで挽回できるチャンスがあるので、次の試合に向けて頑張ります。
 ピッチコンディションが悪いのはお互い様で、いつもよりロングボールを対応していこうということだったんですけど。そういう展開も前半はうまくいっていたと思うんですが、自分がベンチーニョのマークだったんですけど、そこで決められて、それが悔やまれます。
 左サイドで作って右サイドで展開するっていう形がよいリズムでできなかったかなという感じです。左でうまくボールが回っているときに、自分のところにもう少しいい形でボールが入ってサイドに展開したかったんですけれども、それがリズムよくできなかったので、これからしっかりやっていきたいです。
 (サポーターのブーイングをどう受け止めたか?)秋田という遠いところまでせっかく大勢来ていただいて精一杯応援してくれた中での敗戦ですから、ブーイングという形もしょうがないと思うんですけど、次に挽回するチャンスがあるので、また次の時には自分達を後押ししてもらえるように、選手みんなで頑張らなければならないと思います。次節、またサポーターには注目の試合だと思いますが、やりがいのある試合だと思いますので頑張ります。


■高橋 健二 選手
 後半もうちょっと動けるかわからなかったので、それだったらもっと動ける選手を入れた方がいいと思って、多分、(左の肋骨に)膝かなんかが入ったみたいです。多少息苦しさがありました。骨にいってるかはわからないけど、明日(21日)病院で検査します。


■秋葉 勝 選手
 (後半最初からの投入について)健二さんの怪我での交代だったので、中に入っても全然かまわないという指示をもらいました。(後半出だしの2本のミドルシュートは)もうちょっと冷静になればかわして打てたのかなあと思います。
 (2点目の失点の場面で)俺が取られて。前を向こうとしたんですけど、ちょっと滑って、コントロールミスしました。取られちゃいけないところで取られてるので、そこを直していきたいです。
 これからもベンチに入れるように、そして試合に出れるように、1日1日頑張っていきたいです。


■林 晃平 選手
 流れを変えるっていう仕事ができなかったんで…。これだけの雨の割にはそんなに、ピッチコンディションは悪かったんですけど悪すぎるというほどではなかったし、ボールも止まるほどではなかったんで。
 いつも結果を求めているんですけど、今日は特に2位と3位の対決という結果 が求められる試合で、それで負けたということにはサポーターの皆さんも不甲斐ないと思ったと思うし、ブーイングされるのはしょうがないと思いますけれども、でも苦しい時にもっとサポーターの応援がほしいというか、力になるので、今後とも応援よろしくお願いしますということを言いたいです。チームのため、上位 に食い込むには連敗はできないし、サポーターも勝利を見たいと思うので、次節も頑張りたいと思います。


■中村 幸聖 選手
 指示としては2トップの下に入るという簡単な指示でしたけど、投入された意味というのは「点を取りに行け」というか、得点をもう一つでも増やすために出たということだと思います。まずは1点を取って、それからもう1点を取りに行くという形をとれればよかったんですけど、そのためにまず1本取りたかったというか、取らなければ、そういう中でもチャンスをものにしていかないと。僕自身も、相手がノッてたということもあるんですけど、その中で、前を向いた時に仕掛けなきゃいけないと思いましたし、チャンスをもっとつくっていかなければと思います。
 ただ、終わったことなので、次の試合では切り替えていかなければいけないと思います。
 (先発やベンチ入りしていない試合が多いことについて)それについてはやることは変わらないというか、僕自身の普段の力を、練習の中でレベルを上げていくということが大事で、それを試す場としてゲームがありますので、それをトレーニングなり、練習試合なりに自分の力を高めるために工夫したり考えながら取り組んで、その結果 ゲームでっていう形になれば、と思っています。その中でできることはたくさんあるし、試合に出た時にチャンスをものにすればいいと思います。自分の調子自体はいいので、また次、早く入りたいというか、楽しみですね。


■大島 秀夫 選手
 0点なので、何も言えないし、セットプレーからチャンスもあったので、そういうのをキッチリものにできれば今日は違ってきたのかなと思います。もう少し流れの中から決定的なチャンスを作れるような形を作りたかったです。こういうコンディションで、相手も同じ条件で、相手の方が嫌な攻撃をしてきたし、それなりのやり方もあるので、それが全員に徹底できていなかったのかなとも思います。もちろん中盤での横パスとかも難しくなってくるし、早い段階で前へ入れてスペースに出るのも有効だと思うんですけど、なかなか相手のプレッシャーも早くて慌てて、なかなかそういう場面 をつくることができなかったですね。やっぱり大事な試合だったと思うので、これから連敗を絶対しないように、次は勝たないと、本当に厳しいと思うので、気持ちを切り替えて頑張るしかないと思います。
 (得点も?)もちろん。


■根本 亮助 選手
 自分的には、今日はダメでしたね。後半はまあ良かったかもしれないですけど、前半はちょっとグランドが滑って手こずりました。ボールがちょっと伸びてきたり、いろいろと難しかったです。前半は相手のプレッシャーというより、自滅もちょっと入っていたから。後半はキープできたところもあったんですけど、前半は納得できないですね。
 (大島選手との打ち合わせなどは?)できるだけ近くにいて、大島さんが競ったら、僕がそのこぼれを狙うみたいな。それで何度かチャンスができたので、それはよかったと思いますけど。
 (得点について)焦りはありますね。焦りはいつでもあります。焦ってもしょうがないので、練習します。練習不足です。落ち着きかな。前回の水戸戦から落ちつきが足りなかったかなと思います。(大島選手に)負けられないという気持ちはありますけど。
 (次の仙台戦は)気負わず普通に。普通にやりたいです。もし出たら空回りしないように。
 (キャプテンマークは)言われたのはここに来てからです。
 (口の怪我について)切れました。当たったときに。(練習の時に切ったのと)同じところですけど、大丈夫です。

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